映画「蜜蜂と遠雷」&ドラマ「ニッポンノワール-刑事Yの反乱-」より

まずは10月13日放送予定の日本テレビ系ドラマ「ニッポンノワール-刑事Yの反乱-」(主演:賀来賢人)の予告編から。流れている音楽は、ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲集『四季』より「冬」の第1楽章。



ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集『四季』 Op.8-4「冬」~第1楽章
MP3はオルゴール音色で制作。この第1楽章は、「冷たく激しい風雪にガタガタ震え、足踏みしながら駆けても、寒さで歯の根が合わずにカタカタ鳴っている」情景を表現しているそうだ。

YouTubeより。




次は10月4日公開の映画「蜜蜂と遠雷」(出演:松岡茉優、松坂桃李、森崎ウィン、鈴鹿央士など、監督:石川慶)の予告編から。



上の予告編で流れる音楽で私が判るのは、0:33~プロコフィエフのピアノ協奏曲第2番から第2楽章、1:11~プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番から第1楽章。プロコフィエフの音楽は後ほど紹介します。

映画「蜜蜂と遠雷」は、直木賞と本屋大賞のW受賞を果たした恩田陸氏のベストセラー小説「蜜蜂と遠雷」を実写化した作品。これから映画で登場する音楽をいくつか取り上げていきますが、私は映画を観ていないので、映画の公式サイトの中の『使用楽曲紹介』のページを参考にしました。

映画の公式サイト→https://mitsubachi-enrai-movie.jp/
使用楽曲紹介ページ→https://mitsubachi-enrai-movie.jp/musiclist.html

・ショパン:雨だれ

雨音からインスピレーションを受けたショパンが作曲したといわれる。

ショパン:前奏曲 変ニ長調 Op.28-15「雨だれ」



・J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻第1番 前奏曲

「消えた天才少女・亜夜が、コンクール会場に現れるシーンで登場します」(使用楽曲紹介)。MP3はチェンバロの音色で制作。第1巻第1番は分散和音が美しい前半部分である前奏曲が非常に有名。MP3は前奏曲だけでなく後半のフーガも制作。バッハ作曲当時全盛であったピアノの前身楽器であるチェンバロ音色にしてある。

J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻~第1番 ハ長調 BWV846
YouTubeの演奏は前奏曲のみ。



・ドビュッシー:月の光

「月の光」は降り注ぐ月の光を、ドビュッシーが独特の感性で見事に表現した作品。

ドビュッシー:月の光(「ベルガマスク組曲」第3曲)



・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14 「月光」

「月光」という標題はベートーヴェン自身が付けたものではなく、ベートーヴェンの死後、ドイツの詩人で音楽評論家のルートヴィヒ・レルシュタープが第1楽章について、「ルツェルン湖の月光の波に揺らぐ小舟のよう」とコメントしたことに由来するそうだ。

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 Op.27-2「月光」~第1楽章
MP3は第1楽章のみ。全曲(全3楽章)演奏はこちら。



・ドビュッシー:夢

若い頃、生活苦のために書いた作品で、ドビュッシー自身は評価しなかったというが、人気の高いピアノ曲。ふんわりとした感じはまさに夢心地。

ドビュッシー:夢



以降、紹介する楽曲についてはMP3は制作しておりません。YouTube映像のみで紹介していきます。

・リスト:メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋の踊り」

リストはレーナウの叙事詩「ファウスト」に基づく管弦楽曲「村の居酒屋の踊り」を作曲したが、この曲をピアノ独奏用に編曲したのが、メフィスト・ワルツ第1番である。難度の高い技巧曲として知られる作品。



・バルトーク:ピアノ協奏曲第3番

白血病を発症していたバルトークが死の直前、ピアニストの妻のために書いた作品。映像は全曲(全3楽章)演奏。



・プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番 第4楽章

プロコフィエフのピアノ協奏曲は5曲あるが、その中で最も先鋭的な作品で、まさに野獣派の音楽。映像は全曲(全4楽章)演奏。上で紹介した映画予告編(0:33~)で流れる第2楽章は下の映像の10:31から、第4楽章は19:28から始まる。



・プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番 第1楽章、第3楽章

20世紀を代表するピアノ協奏曲のひとつとして、多くのピアニストによって演奏される名作。第3楽章の終結部は、超絶技巧を駆使するピアノのド派手さが凄まじい。下の映像は全曲(全3楽章)演奏。上の映画予告で流れる音楽(1:11~)は下の映像では0:50から、第3楽章は20:24から始まる。



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