スマホ戦略ゲーム『KOS』CM~フィガロの結婚序曲&映画『関ヶ原』予告編~カルミナ・ブラーナ
スマホ向け戦略MMORPGゲーム『KOS - Kings of Sanctuary』(株式会社DMI)のCM「ゲームの国の本気/男たちよ」篇&「ゲームの国の本気/レポート」篇で流れている音楽は、モーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」序曲。CMはこちら。
「ゲームの国の本気/男たちよ」篇
「ゲームの国の本気/レポート」篇
曲は、いかにもモーツァルトらしい華やかで流れような音楽。MP3はオルゴール音色で制作した。
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲 K.492

(プレイヤーが表示されない場合は下のURLをクリックしてください)
https://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/013/598/46/N000/000/001/145243412294258558178_mozart_figaro_ouverture.mp3
YouTubeより。
さて、史実に基づく本格戦略ストーリーの映画『関ヶ原』(監督:原田眞人、主演:岡田准一)が、昨日から公開された。戦術的には石田三成率いる西軍の布陣が有利だったが、戦略的には徳川家康率いる東軍が勝って当然の戦だったようだ。原作は司馬遼太郎だから、原作に忠実な映画なら面白そう。
この映画の予告編で流れている音楽は、カール・オルフの世俗カンタータ『カルミナ・ブラーナ』~「おお、運命の女神よ」。予告編はこちら。
予告編にこの曲が使われたのは、主人公が天下分け目の戦で運命に身を託す心境を表現した…?
「おお、運命の女神よ」(O Fortuna)は、オルフの『カルミナ・ブラーナ』では、1曲目と終曲(25曲目)にあたる。野性味溢れる音楽はインパクト大で人気が高い。曲の演奏動画はこちら。
ところで、この『カルミナ・ブラーナ』(Carmina Burana)にはオリジナルの詩歌集がある。『カルミナ・ブラーナ』とは、“ボイエルンの歌”という意味で、“ボイエルン”とはドイツ南部にある“ボイエルン修道院”のこと。その修道院で11~13世紀頃に書かれたであろうと推測される古い歌詞の写本が見つかった。ここからウィキペディアの文章を引用すると、「オルフは前記の詩歌集から24篇を選び、曲を付けた。「初春に」「酒場で」「愛の誘い」の3部から成り、その前後に序とエピローグがつく。1936年に完成し、翌1937年7月8日にフランクフルトのフランクフルト歌劇場で初演され、全世界に名前を知られるようになった」とのこと。
詩歌集には簡単な旋律(ネウマ譜)が付いているものもあり、当時の歌の復元を試みる研究者・演奏家たちもいる。ここからは『カルミナ・ブラーナ』のオリジナルの歌を復元した演奏を“中世バージョン”(medieval version)と呼ぶことにする。
「おお、運命の女神よ」の中世バージョンはこちら。
『カルミナ・ブラーナ』について、詳細に解説している素晴らしいサイトがあるので紹介しておきます。
→http://www.kanzaki.com/music/ecrit/carmina-burana.html
ついでに、『カルミナ・ブラーナ』から他の曲も。『カルミナ・ブラーナ』は、当時の知識層(聖職者の放浪学僧など)ではあるが、職にあぶれたり、自由を謳歌するために放浪したりして、社会から逸脱したいわゆるアウトローたちが書き留めた詩歌集なので、内容は酒や女、社会風刺など自由奔放。復元した中世バージョンは、演奏家によってアプローチの仕方がさまざまなので、曲によっては生き生きとしていて、面白い演奏があるぞ。
・今こそ愉悦の季節 (Tempus est iocundum)
オルフの曲では第22曲目。
中世バージョンはこちら。
もうひとつ。ド派手な中世バージョン(@_@)
・酒場に俺たちがいるときは (In taberna quando sumus)
オルフの曲では14曲目。
中世バージョンはこちら。
この呑んだくれの歌は、『カルミナ・ブラーナ』中世バージョンの中では大人気の曲。もうひとつ。
さらにもうひとつ。疾走感がたまらない演奏(^O^)
「ゲームの国の本気/男たちよ」篇
「ゲームの国の本気/レポート」篇
曲は、いかにもモーツァルトらしい華やかで流れような音楽。MP3はオルゴール音色で制作した。
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲 K.492

(プレイヤーが表示されない場合は下のURLをクリックしてください)
https://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/013/598/46/N000/000/001/145243412294258558178_mozart_figaro_ouverture.mp3
YouTubeより。
さて、史実に基づく本格戦略ストーリーの映画『関ヶ原』(監督:原田眞人、主演:岡田准一)が、昨日から公開された。戦術的には石田三成率いる西軍の布陣が有利だったが、戦略的には徳川家康率いる東軍が勝って当然の戦だったようだ。原作は司馬遼太郎だから、原作に忠実な映画なら面白そう。
この映画の予告編で流れている音楽は、カール・オルフの世俗カンタータ『カルミナ・ブラーナ』~「おお、運命の女神よ」。予告編はこちら。
予告編にこの曲が使われたのは、主人公が天下分け目の戦で運命に身を託す心境を表現した…?
「おお、運命の女神よ」(O Fortuna)は、オルフの『カルミナ・ブラーナ』では、1曲目と終曲(25曲目)にあたる。野性味溢れる音楽はインパクト大で人気が高い。曲の演奏動画はこちら。
ところで、この『カルミナ・ブラーナ』(Carmina Burana)にはオリジナルの詩歌集がある。『カルミナ・ブラーナ』とは、“ボイエルンの歌”という意味で、“ボイエルン”とはドイツ南部にある“ボイエルン修道院”のこと。その修道院で11~13世紀頃に書かれたであろうと推測される古い歌詞の写本が見つかった。ここからウィキペディアの文章を引用すると、「オルフは前記の詩歌集から24篇を選び、曲を付けた。「初春に」「酒場で」「愛の誘い」の3部から成り、その前後に序とエピローグがつく。1936年に完成し、翌1937年7月8日にフランクフルトのフランクフルト歌劇場で初演され、全世界に名前を知られるようになった」とのこと。
詩歌集には簡単な旋律(ネウマ譜)が付いているものもあり、当時の歌の復元を試みる研究者・演奏家たちもいる。ここからは『カルミナ・ブラーナ』のオリジナルの歌を復元した演奏を“中世バージョン”(medieval version)と呼ぶことにする。
「おお、運命の女神よ」の中世バージョンはこちら。
『カルミナ・ブラーナ』について、詳細に解説している素晴らしいサイトがあるので紹介しておきます。
→http://www.kanzaki.com/music/ecrit/carmina-burana.html
ついでに、『カルミナ・ブラーナ』から他の曲も。『カルミナ・ブラーナ』は、当時の知識層(聖職者の放浪学僧など)ではあるが、職にあぶれたり、自由を謳歌するために放浪したりして、社会から逸脱したいわゆるアウトローたちが書き留めた詩歌集なので、内容は酒や女、社会風刺など自由奔放。復元した中世バージョンは、演奏家によってアプローチの仕方がさまざまなので、曲によっては生き生きとしていて、面白い演奏があるぞ。
・今こそ愉悦の季節 (Tempus est iocundum)
オルフの曲では第22曲目。
中世バージョンはこちら。
もうひとつ。ド派手な中世バージョン(@_@)
・酒場に俺たちがいるときは (In taberna quando sumus)
オルフの曲では14曲目。
中世バージョンはこちら。
この呑んだくれの歌は、『カルミナ・ブラーナ』中世バージョンの中では大人気の曲。もうひとつ。
さらにもうひとつ。疾走感がたまらない演奏(^O^)
この記事へのコメント