スティーヴ・ライヒでリズム音痴を治すアプリ!?

少し前、といっても2カ月ぐらい経過しているが、ネットで興味のある記事があったので紹介します。それは『スティーヴ・ライヒでリズム音痴を治すアプリ』。ネタ元の記事はこちら。
http://wired.jp/2015/08/14/rhythm-suck-addictive-game-can-help/

アプリは"Steve Reich’s Clapping Music"で、記事にもあるがYouTube上で紹介されている映像はこちら。スティーヴ・ライヒ自ら出演してアプリを紹介している。



うわ、これはスゴイ!私がお気に入りのスティーヴ・ライヒの楽曲でアプリを作るとは、なんてクール!!(^^)
これでリズム音痴が治せるか疑問だが興味はあるね。えっ、iOSアプリ?ウチの格安スマホはアンドロイドだからダメだぞ・・・(-_-)

ところで、スティーヴ・ライヒとはどんな人かというと、過去のブログ記事を参照してください。
http://8055.at.webry.info/201011/article_1.html

過去記事の文章から引っ張ってくると、スティーヴ・ライヒ(1936- )はアメリカの作曲家で、「ミニマル・ミュージック」の偉大な先駆者また巨匠として、バツグンの知名度と圧倒的な人気を誇っている。「ミニマル・ミュージック」とは、1960年代からアメリカを中心に盛んになった、最小限の(=minimal ミニマル)音素材を執拗に反復させる音楽のこと。最小限の音素材といっても、そんなに厳密なものではなく、今では、ある音素材が反復しながら変化していくプロセスを楽しませる手法の音楽になっている。「ミニマル・ミュージック」はもともとクラシックの現代音楽(実験音楽)から誕生したものであるが、その後、電子音楽機器の発展に伴い隆盛したテクノ・ミュージックにも大きな影響を及ぼした。ライヒは現在も活躍しており、2009年には「ダブル・セクステット」で、ピューリッツァー賞の音楽部門を受賞しているし、日本でも高く評価されていて、2006年に第18回高松宮殿下記念世界文化賞の音楽部門を受賞、2008年には「武満徹作曲賞」審査員を務めたりしている。

ミニマル・ミュージックの作曲技法は人によって様々だが、ライヒが最初に着目したのが「音のずれ」。反復する音型パターンから、音を少しずつずらしていって音楽を変化させていく方法(漸次的位相変異)を思いつく。上のアプリで使用されている楽曲「クラッピング・ミュージック(手拍子の音楽)」(1972年)もこの手法に基づいている。この曲は、二人(もしくは複数人)が手拍子だけで演奏する音楽ですが、最初同じ手拍子だったものが少しずつズレていく。次の映像(上のネタ元の記事でも紹介されている)を視聴していただくと分かりやすい。シンプルであるが、音楽がだんだん変貌していくのが楽しい(^_^b



過去のブログ記事でもアップしたことがあるが、この手法で作った私の"お試し"オリジナル曲があるので載せておきます(^^; 2つのマリンバの音がズレていき、最後にまた元通りに戻ります。

KoUKoU:kominimal


(プレイヤーが表示されない場合は下のURLをクリックしてください)
https://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/013/598/46/N000/000/000/128906193945316104163_koukou_kominimal.mp3


ここからは私が好きなライヒ初期の頃(1960~70年代)の楽曲をいくつか紹介しよう。

・イッツ・ゴナ・レイン(1965年)~Part1
これはライヒがサンフランシスコの街頭で説法していた牧師の言葉を録音、その中の "It's Gonna Rain"(きっと雨が降る)という言葉を素材にした反復パターンの音楽。2本のテープ・ループで "It's Gonna Rain" というパターンを同時に反復させ、一方だけを少しずつずらしていき、そのズレによって生じる音響の変化に着目したライヒ最初期の実験音楽。この頃のライヒはジュリアード音楽院を卒業後、作曲活動をしながら、タクシー運転手をして生活費を稼いでいたそうだ。録音機を持ち歩き、タクシー車中の会話なんかを録音して、サンプリング用の音素材として活用していたらしい。



ライヒ自身がこの曲を解説している映像があった。




・ ピアノ・フェイズ(1967年)
2台のピアノで演奏される作品。一方の奏者が演奏スピードを変えることにより音が徐々にズレていく。曲は3つの部分からなっている(切れ目なく演奏される)。第1部分が12音の音列、第2部分が8音の音列、第3部分が4音の音列で構成されている。演奏動画を視聴していると、演奏者がすごいスピードでひたすら同じ音型を弾いていて、そのうち発狂してしまうんじゃないかと心配になってしまう・・・(笑)



2台のピアノを並べて1人で演奏している動画を発見。スゴッ!スゴ過ぎ!!左右の手をズラしながら演奏するなんて、この人の脳は混乱しないのか・・・(@_@)




・ドラミング(1971年)~Part1
ライヒ初期の代表作で、アフリカ音楽の影響が濃厚な楽曲。4組のボンゴを一列に並べて、一定のリズムで叩きながら、パターンが変化していく。ライヒのフェイズ・シフティング手法が冴えわたる音楽。




・18人の音楽家のための音楽(1976年)
ライヒの最も重要かつ最高傑作といわれる楽曲。パルス&リズムの反復と変化によって実に多彩な音楽が奏でられていく。映像では、多くの聴衆たちが体を揺らしながら聴き入っている姿が映し出されている。これは心地よい音楽のパターン反復によって生じた陶酔感がもたらした、危険なミニマル中毒の症状だぞ。みなさんも十分ご注意してお聴きください(爆)


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント

スティーブ 漁火
2015年10月16日 00:09
実はウインドウズ10に変えてから、PCの調子が最悪です。

電源ボタンを入れても真っ暗のままで、3回くらい押すとようやく立ち上がります。

その後「ビジー」の状態になり、2~3時間ほとんど何もできません。

文字中心のサイトは2~3分で開けますが、動画や写真等があると、30分くらいかかることもざらです。

原因がわからず、なかなか難しいね。

動画は、タブレットで見ました!

ライヒ本人を拝むことが出来たし、何よりも「18人」の陶酔境がすごい。ピアノフェーズは、映像で見るとそのとてつもない「狂地」がわかるというもの。

ライヒ特集、心から堪能させて頂きました!

それでは!
2015年10月18日 02:07
あらら、PCが大変なことになってますな、スティーブ 漁火さん。
こちらはウインドウズ10にアップデートしても特に問題はないですがね。また周りでアップデートした人たちからもPCの調子が悪くなったという話は聞きません。いったい何が原因なんだろう???

そんなPCの状態が悪いときに、タブレットでブログを見ていただき、感謝しております。ライヒはもう80歳近くなのに元気で頑張ってますね。最近の曲も悪くはないですが、私としては1960~70年代の初期の頃の音楽がストイックで緊張感があって好きです。スティーブ 漁火さんは「18人」で陶酔感を極め、「ピアノ・フェイズ」でミニマル中毒の「狂地」(←この言葉いいね)に到った、という感じかな(^O^)

PCの調子が早く良くなるといいね。とりあえず元のOSに戻したほうがいいかもしれないよ。戻す方法を記載し記事がありました。無償アップデート後、1カ月以内なら戻せるそうです。試してみてはいかがですか。
http://freesoft.tvbok.com/win10/installation/recovery-options.html

この記事へのトラックバック