古楽への憧れ~レスピーギ:シチリアーナ(リュートのための古風な舞曲とアリアより)

レスピーギ(1879~1936)が、ローマのサンタ・チェチーリア音楽院の教授をしていた時に、そこの図書館で見つけた16世紀頃の古いリュート曲をアレンジしていました。といっても古楽器のリュートは使わず、作曲者が語った『原曲のもつ気品と香気を失うことなく原曲の時代と性格に適した和声を配し、管弦楽の衣を着せた』近代的な管弦楽あるいは弦楽合奏作品に仕上げています。レスピーギは近代オーケストレーションの大家でしたが、イタリアのバロックやそれ以前の古楽を熱心に研究していて、その古楽への憧れから作られた作品が、「リュートのための古風な舞曲とアリア」です。

「リュートのための古風な舞曲とアリア」には3つの組曲がありますが、最も知られているのが第3組曲です。なかでもその第3組曲に入っている「シチリアーナ」という曲が、親しみやすいメロディで有名です。

リュートのための古風な舞曲とアリア第3組曲~シチリアーナ




16世紀末イタリアの作曲者不詳の原曲からオルゴール版を作ってみました。

作曲者不詳:シチリアーナ~リュートのためのアリア




原曲のシチリアーナはTVCMでブレイクしました。その映像がこちら。




もう一曲、リュートのための古風な舞曲とアリア第3組曲~「イタリアーナ」という曲をアップしておきます。これも16世紀の作曲者不詳の作品を、レスピーギがアレンジしたもの。

リュートのための古風な舞曲とアリア第3組曲~イタリアーナ



この記事へのコメント

2010年12月03日 22:39
「シチリアーナ」素敵ですね。これ、レスピーギの曲だったんですか~。知りませんでした。無知ですみません。歌曲もたくさんつくっていて、私の中ではなぜかコンクールでよく歌われるというイメージです
最後の「イタリアーナ」ってドラマ版のだめでも使われましたよね?この曲好きだったのでこうして再会できてうれしいですレスピーギ、魅力的じゃないですか~
2010年12月04日 11:56
Kosuzuさん、コメントありがとうございます。
レスピーギの「シチリアーナ」は優美にアレンジしていていいですよね。ところで、レスピーギは歌曲もたくさん作っているんですか?それは知らなかった・・・
それから、「イタリアーナ」はドラマ版のだめで使われていましたっけ?それも知らなかった・・・

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