放蕩息子の味わい深いフルート二重奏!W.F.バッハ:2本のフルート・ソナタ F.54~第1楽章

新作です。ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710-1784)は、"大バッハ"と呼ばれるヨハン・セバスティアン・バッハの長男。大バッハの息子たちの中では最も音楽的才能があって、大バッハから最も可愛がられたようです。ですが、大バッハが亡くなると、偉大で厳格な父親の呪縛から逃れようとしたのか、定職を辞して放浪した挙げ句、最後は貧困の中で死去しました。フリーデマンについての詳しい情報は、次のウィキペディアでご覧ください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%83%98%E3%83%AB%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%87%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%8F

上のウィキペディアでは、フリーデマンについて辛辣なことが書かれています。モーツァルトも同じような放蕩息子だったんですけどね。相続した多くの貴重な大バッハの自筆譜を散逸させてしまったたことが、大いに評判を落としている原因かも(-_-)


W.F.バッハ:2本のフルートのためのソナタ ホ短調 F.54~第1楽章



このフルートの二重奏曲を初めて聴いたときは、ゾクゾクとしました。何とも陰影に富んだ繊細で味わい深い響きです。偉大な父親に反発するフリーデマンの鬱屈した心情が表れているのかもしれませんね(^^)

この記事へのコメント

スティーブ・漁り火
2010年11月14日 15:50
私など、親が平凡でお金が無くても大学時代は「放蕩」していました(笑)。授業も試験以外はほとんど出ず、気がついたら就職活動もし忘れていました。4年で卒業したのは奇跡かも知れません。大学が「放蕩大学 社会勉強学部」だったのが幸いしたのでしょう。Koukouさんも放蕩系でしたか?

このバッハの息子ですが、やはり親の偉大さにつぶされてしまったのですね。素晴らしい才能を、惜しいことです。

先日の「砂漠の音楽」ですが、テクノ系はあまり趣味に合いません。原曲を聴き直しましたが、やはり「オアシス」は見えなかったものの、「砂嵐」や「蜃気楼」「ラクダの隊列」が脳裏に浮かんで来ました。また、ミニマル系で面白いものもアップして下さいね。
2010年11月14日 23:25
こんばんは、スティーブ・漁り火さん。
ハハハ、「放蕩大学 社会勉強学部」とはうまいねぇ~♪じゃあ、こっちは「放蕩大学 軽営学部」だね(笑)

ところで、フリーデマンが実際に偉大な父親の前につぶれてしまったかどうかは知りませんが、父親とはまた違う個性的な音楽を書いたようですね。最近フリーデマンを再評価する動きもあるような・・・相変わらずCDは少ないようですが(笑)

先日の「砂漠の音楽」リミックス版はお気に召さなかったようですね。それは残念!また面白いミニマル系があれば紹介します(^_-)
2010年11月15日 22:41
おしゃれな曲ですー放蕩息子が作曲した、という知識を得た上で聴いているせいかもしれませんが、おっしゃるように陰影に富んでいて、晩秋の夕方の愁いが伝わってくるような感じ。
ウィキ読みましたが、音楽家らしくていいじゃないですか~。放蕩息子のほうが魅力的なつくり手になれるんですよね。
2010年11月16日 20:54
こんばんは、Kosuzuさん。
晩秋の夕方の愁いが伝わってくるような感じ、とは素晴らしい表現ですねぇ。まさにそのとおり(^^b 憂いを帯びた旋律が、何ともいい味わいを醸し出していると思います。
それから、おっしゃるとおり、放蕩息子になるぐらいの個性豊かなミュージシャンは魅力的な音楽を作りますよね。また機会があれば、フリーデマンの作品を取り上げてみたいと思います。

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