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zoom RSS CM「C型肝炎のない明日へ」〜愛の賛歌 他

<<   作成日時 : 2016/11/05 20:05   >>

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ギリアド・ サイエンシズのCM「C型肝炎のない明日へ」で流れている曲は、エディット ・ピアフの歌で有名な「愛の讃歌」(Hymne à l'amour)。作曲はマルグリット・モノー(1903〜1961)。CM情報は次のところ。
http://www.naosou-cgatakanen.jp/movie/hepatitis_c_tvcm.html

マルグリット・モノー:愛の賛歌


(プレイヤーが表示されない場合は下のURLをクリックしてください)
http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/013/598/46/N000/000/001/147688389527557900179_monnot_hymn_to_love.mp3

シャンソンの名曲として世界中で親しまれている音楽。MP3はオルゴールの音色で制作した。

エディット ・ピアフが歌う「愛の讃歌」はこちら。




ここで500年くらい大昔のシャンソンに目を向けたい。“シャンソン”という言葉は昔からあって、本来はフランス語で「歌」を意味する。中世・ルネサンス当時は“世俗的な歌曲”のことを指していた。大雑把にいうと、庶民の言葉で歌う“恋の歌”。この頃のイチオシのシャンソン作曲家は、クレマン・ジャヌカン(1480頃-1558)で、生涯で1000曲ものシャンソンを作曲した。楽曲に擬音語や擬態語(いわゆる“オノマトペ”)を取り込んでいるのが特徴で、風刺に富み、性的な描写を含んだ猥雑さを、ユーモアとエスプリで包んだジャヌカンの歌は、今でも人気はあるが、作曲当時も、単独の曲集が多く編まれたりして大変人気があったらしい。

まずは、ジャヌカンの代表作「鳥の歌」(Le Chant des Oyseaux)のオノマトペ(鳥の鳴き声の模倣)部分を聴いていただこう。今、聴いてもかなり斬新で面白い音楽だ。




既出だが、私が制作したMP3は金管四重奏版。

ジャヌカン:鳥の歌


(プレイヤーが表示されない場合は下のURLをクリックしてください)
http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/013/598/46/N000/000/000/122831387932316302571_janequin_torinouta.mp3

「鳥の歌」は美しいメロディーで人気だが、内容はお下劣で、何やら当時の退廃した宮廷人やら聖職者なんかも風刺しているようだ。YouTubeでボーカロイドが歌う日本語字幕付きの映像を発見。コーラスが美しいし、鳥の声の模倣も素晴らしい出来栄え。



ついでにジャヌカンのシャンソンをもう一曲。「マルタンは豚を市場へ連れて行った」(Martin Menoit Son Pourceau)という歌。歌詞の内容は、マルタンが豚を連れて市場に行く途中、一緒について行った女の子から誘惑され、広い野原で…もうこれ以上は書かないぞ…とにかく、あっけらかんとした猥歌。女の子の足に繋いでいた豚さんもパニックに陥るぐらいの激しさだったようで…あれれ書いちゃった(^O^)




次は“シャンソン”よりちょっと新しい感じの“フレンチポップス”へ。

ところで、“シャンソン”と“フレンチポップス”の違いは何か?“シャンソン”とは、上でも述べたように、そもそもフランス語で歌を意味する言葉なので、広い意味でいえば、“フレンチポップス”も“シャンソン”に含まれることになりそうだが…。ウィキペディアによると、「日本においては、1960年代までに流行したフランスの歌謡曲全般をシャンソンと呼ぶ場合が多く、これらを日本語訳でカバーしたものもシャンソンに分類される。アメリカン・ポップスやロックの影響を受けたミッシェル・ポルナレフなどはシャンソンより新しいイメージのフレンチ・ポップスとして紹介されることが多かった。フランス語で歌われていても、例えばヒップホップなどのアメリカン・スタイルも通常シャンソンとは見なされない」、ということらしい。

花王「ソフィーナプリマヴィスタ ディア」のCM(出演:鈴木保奈美)で流れているの曲は、ミッシェル・ポルナレフの「シェリーに口づけ」(原題はTout, tout pour ma chérie)。

「パウダーファンデーション」篇



ミッシェル・ポルナレフは1970年代のフレンチポップスを代表するスター歌手。1971年、この曲は「シェリーに口づけ」という邦題(なせこの邦題になったのかは不明)でリリースされ、日本で大ヒットした。ちなみにミッシェル・ポルナレフの父親は“レオ・ポル”という匿名で、 上で紹介したエディット・ピアフに楽曲を提供したこともある音楽家だそうだ。

ミッシェル・ポルナレフ:シェリーに口づけ




さて、最近のフレンチポップスは、エキゾチックで個性的、独特の風味豊かな歌が登場していてなかなか面白い。私のお気に入りは、まずはNolwenn leroy(ノルウェン・ルロワ)という女性シンガーから紹介しよう。フランスの北西部にあるブルターニュ地方出身(地図で見ると、イングランドの下辺りにある半島部分で、この辺りはアイルランドやスコットランド、ウェールズなどと同じケルト文化圏に属する)で、ケルト民族音楽の影響が濃厚である。

・Juste Pour Me Souvenir



ノルウェン・ルロワは、フランスのスター発掘番組で優勝したこともある実力派の歌手。“ブルターニュの歌姫”とも呼ばれている。

・Tri Martolod



ブルターニュのトラディショナルソング。タイトルの意味は、ブルトン語(ブルターニュの言語)で「3人の海の男」。それにしてもスゴイ人気だ!

・La ballade Nord Irlandaise Paroles

タイトルの意味は、「北アイルランドのバラード」。アイルランドの民謡に、フランスのカリスマ的な存在のシャンソン歌手、Renaud Séchan(ルノー・セシャン)が、反戦の歌詞を付けて歌った曲。ルノー・セシャンをリスペクトする、後進アーティストたちが集まって企画されたアルバム(「La Bande a Renaud」)の中の一曲で、ノルウェン・ルロワも参加し、彼の名曲をカバーしたもの。




もうひとり、フレンチポップス界の人気女性シンガー、Indila(インディラ)を紹介しておこう。彼女はフランスのパリ出身だが、中東やアジアの血を引いていて、エキゾチックな歌がスゴク似合う歌手なのだ。日本ではほとんど知られていないが、フランスでは大人気らしい。

・Tourner Dans Le Vide



インディラの大人気曲。タイトルは「空回りする」とかいう意味らしい。PVはまるで“ど演歌”の世界。こぶしの利いた、よく伸びる歌声は強烈!

・Run Run



ライブ映像より。伴奏者たちも楽しそう(^^)

・dernière danse

タイトルの意味は「最後のダンス」。2013年インディラのデビュー&大ヒット曲で、フランスのシングル・チャート2位を獲得したそうだ(ちなみにファーストアルバム「Mini World」(2014年)は、仏アルバム・チャート首位を獲得)。

YouTube上で、この曲の公式PV再生回数は、ナント3億超え!歌も映像もインパクトあり過ぎ…(@_@)



上の映像と同じ衣装で歌うインディラのライブ映像。ものすごく盛り上がっているぞ♪



一本のギターを伴奏に歌うインディラの映像。マイク無しで歌うインディラがとてもキュート。それにしても伴奏ギタリストの演奏テクがスゴイ!スゴ過ぎるぞ!!



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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
愛の讃歌からフレンチポップ→インディラに持ってゆくのは、またもや「必殺 無茶振り」ですね。

それにしても、今回の記事は、今年一番かもしれません。インディラは、良い!

Koukouさんの力も、かなり入っているような・・・。

ヴォーカロイドの鳥の歌も面白いし、ルロワも良い。

フレンチポップ、洗練されているようで垢抜けすぎず、何とも良いバランスです。

それにしても、聴衆の盛り上がり方は、まるでアイドルのコンサートを思わせます。

所変われば、ですね。

マツコの番組で、CMソングの「女王」という方が出るようです。CMネタの「小覇王」の異名を取るKoukouさんは、出ないの?

デラックス
2016/11/13 15:22
こんばんは、デラックスさん。“無茶振り”が分かりましたか?でも今回は、シャンソン&フレンチポップスでまとめたんで、そんなにひどい無茶振りじゃないと思っているんだけど…(笑)

今回の記事は、シャンソンやフレンチポップスが流れるCMが登場するのを待って、書いたんですよ。おっしゃるとおり、最後にインディラに持って行くように操作しました。そして途中で古い音楽、ジャヌカンの「鳥の歌」を入れたのは、たまたま最近、YouTubeで素敵なボーカロイドの映像を見つけたので、これも紹介しておこうと思ったからです。デラックスさんも、インディラやジャヌカンの音楽にハマってくれるとうれしいんですがね(^^)

そうそう、私はインディラの歌にハマってしまい、アマゾンで輸入盤CD(1stアルバム「Mini World」)を買ってしまいました。どれもいい曲ばかりで気に入りましたよ(^_^b

マツコの番組には、極小覇王の私なんかでは役不足。中原に覇を唱えた本物の「覇王」にお任せしましょう!(^O^)
KoUKoU
2016/11/13 23:35

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