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zoom RSS サントリー天然水のCM 〜 雨に唄えば 他

<<   作成日時 : 2013/05/19 21:56   >>

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現在、話題になっているのがサントリー『天然水』のCM。鳥や動物が登場する可愛らしいアニメーション映像と、マイアヒラサワと槇原敬之が歌う「雨に唄えば」のカバーCMソングが好評だ。CMはこちら。




「雨に唄えば」(Singing In The Rain)といえば、この曲を主題歌にした1952年のミュージカル映画(ジーン・ケリー主演)が有名。




このミュージカル映画のために書かれた曲かと思いきや、実は1920年代にすでに登場していたらしい。曲について、ウィキペディアによると、"アーサー・フリード作詞、ナシオ・ハーブ・ブラウン(英語版)作曲によるポピュラーソング。1929年公開のMGM作品『ハリウッド・レヴィユー』で用いられ、「ウクレレ・アイク」ことクリフ・エドワード(英語版)が歌って以来、スタンダード・ナンバーとなった"そうだ。




ところで、『天然水』のCMソングで歌っているマイアヒラサワは、スウェーデン出身のシンガーソングライター。これまで日本でいろいろなCMソングを手がけてきた。特に大反響だったのは、幻の九州新幹線のCMで流れた「Boom!」というソング。CMの映像とともに、彼女の歌声によって、日本中に大きな感動を与えた。ちなみにこの九州新幹線のCMは、2011年のカンヌ国際広告祭で金賞を受賞している。




さて、「雨に唄えば」と双璧をなす有名な歌といえば、「雨に濡れても」(Raindrops Keep Falling on My Head)だろう。1969年の映画『明日に向かって撃て』の主題歌。




『雨』にちなんだ曲ということで、ここらで私の制作したMP3をアップしておきます。

ショパン:前奏曲 変ニ長調 Op.28-15「雨だれ」
(プレイヤーが表示されない場合は上記の曲名をクリックして聴いてください)




雨+ショパンとくれば、小林麻美の「雨音はショパンの調べ」が思い出されるが、実はこれはカバー曲。原曲はイタリアの歌手ガゼボが歌った「アイ・ライク・ショパン」(I Like Chopin)だ。




そうそう、曲名に『雨』がつくマニアック度の高い音楽もあるぞ。ミニマル・ミュージックの大家、スティーヴ・ライヒが1965年に発表した「イッツ・ゴナ・レイン」(It's Gonna Rain)という作品。これは街頭で説法していた牧師の言葉 "It's Gonna Rain"(きっと雨が降る) を素材にした、反復パターンの音楽だ。2本のテープ・ループで "It's Gonna Rain" というパターンを同時に反復させ、一方だけを少しずつずらしていき、そのズレによって生じる音響の変化に着目したライヒ最初期の実験音楽。これを楽しいと思うか、発狂すると思うかは聴き手次第(笑)だが、初期の頃のライヒの実験音楽(反復やサンプリング)が、その後の様々なジャンルのミュージック界に与えた影響は計り知れない。




スティーヴ・ライヒは現在も活躍しており、2009年には「ダブル・セクステット」で、ピューリッツァー賞の音楽部門を受賞している。また、日本でも大人気で、2006年に第18回高松宮殿下記念世界文化賞の音楽部門を受賞し、2008年には「武満徹作曲賞」審査員を務めたりしている。ただ、私としては最近の作品より、初期から中期の頃(1960〜80年代)の作品が気に入っている。ラストは『雨』とは全く関係ないが、ライヒの「セクステット」(六重奏曲,1985年)で締めたい。終盤、音楽が反復しながらどんどん盛り上がっていく。演奏家たちもノッてるね(^^)


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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
雨に唄えば…LD〜DVD…出る度に買う愚か者です。
流石にBDまでは買いませんでしたけど。
このミュージカルで唄い踊るデビー・レイノルズは口パクだったと聞いてびっくりしました。
彼女のヒット曲"タミー"の可憐な歌声から、口パクだったとは信じられなかったのです。
雨は曲作りをする人にとって色んなイマジネーションを喚起するモノなのかもしれません。
まだまだ佳い曲がありそうな気がしますもん。
おーちゃん
2013/05/20 21:23
こんばんは。おーちゃんさんは、ミュージカル映画「雨に唄えば」がお気に入りなんですね。ところで、デビー・レイノルズは映画の中で、口パク女優の代わりに唄ってたハズが、実は彼女も口パク?いや〜知らなかった(@_@)
もうすぐ鬱陶しい梅雨の季節ですね。おーちゃんさんも『雨』関連の佳い曲があれば、ブログで紹介してください(^_-)
KoUKoU
2013/05/20 22:14
今回は「雨に唄えば」に始まる雨シリーズをたっぷり楽しませて頂きました。

「雨」というキーワードを反復させながら、微妙に変化し、最後はスティーブ・ライヒに持ってゆくとは、大した「サンプリング技術」ですね。Koukouさんは、まさに、ミスターミニマル&サンプリングです!

ライヒのイッツ・ゴナ・レインが掲載されてからというもの、東海地方では全く雨が降っていません。このままでは田んぼも干からび被害が出るので、何とかなりませんか?次回は、雨を降らせるような、曲を是非いれてくだされ。

ダブル・セクステット、久ぶりに聞きましたが、音楽性もあり楽しめますね。
スティーヴ漁火
2013/06/09 00:08
スティーヴ漁火さん、こんにちは。さすがに鋭い眼力ですね。そのとおり、さりげなく?「雨」をキーワードに、スティーヴ・ライヒに誘導していったことは認めますよ(^^ゞ

関東も空梅雨ですよ。梅雨入り宣言を気象庁が間違えたとしか思えません。これはもうライヒの "It's Gonna Rain"(きっと雨が降る) を聴いて、みんながトランス状態に陥れば、きっと恵みの雨が降ってくることでしょう(笑)

>ダブル・セクステット、久ぶりに聞きましたが、音楽性もあり楽しめますね。

最後に紹介した曲は、残念ながら"ダブル・セクステット"ではなく、1980年代に発表された"セクステット"というタイトルの曲です。ヴィブラフォンを弓で弾くなんて、珍しい技法ですね。スタイリッシュでグルービーな音楽、終盤になると演奏者たちはノリノリ、聴衆も熱狂、もうミニマル中毒状態ですな(^0^)
KoUKoU
2013/06/09 13:06

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